計画換気

わくわくガラス

2010年05月20日 07:58



「家全体の床面積の1/20以上とること」と定められている
ものがあります。

住まいの建材とリフォーム工事の平野硝子です。

建築基準法において床面積の1/20以上とらねばならないの
は窓の面積です。

現代の家はどんなに窓が少ないなと思っても一定以上の窓
を設けねばならない、それは換気の為なのです。

まだ建築基準法などない頃から、日本の家屋はさまざまな
工夫で換気が考えられてきました。
古い家屋にまだ残る、写真のような工夫もその一つです。

夏は開けて住まいに風を取り入れます。冬は閉じて熱が
逃げないようにしていた。こんな工夫がありました。

現代の家は一時間に0.5回の換気が行われるように計画され
て設計されますが、実際のところは空気が淀みがちになり、
湿気の原因になったりしています。

これからの季節は自然換気+積極換気をして住まいに爽や
かな風を取り入れることで快適な空気環境を作ることも
暮らしの工夫の一つでしょう。

雨戸を閉めてもこうして窓の上から涼しい夜の風を取り入
れていた昔、住まう環境の工夫を私たちはしていたのです。

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