三丁目の夕日
金曜日のテレビで映画のALWAYS 三丁目の夕日を見た方も多いでしょうか?
昭和34年頃の暮らしぶりを懐かしく思い出させてくれるこの映画は、西岸良平さん
の漫画にも通ずる、私たちの”ほんの昔”のすばらしさを教えてくれました。
窓とテラスの話を書いております私たちの子供時代もあのような茶の間があり、近
所と助け合い、一所懸命に働いていた親たちを見て育ちました。
茶の間の建具にガラスがはまり、電話は重い黒電話で、確か昔は受話器に消毒
を兼ねた芳香剤がついていたことがあることも思い出しました。
かつてガラス屋さんは家が建てばたくさんのガラスをはめにいったものです。
サッシが発売されるまでは外の窓のガラスも室内の建具にもガラスがはめなくて
はなりません。
建具屋さんの仕事が終わると、寸法取りに行き、たくさんのガラスを切って運び、
はめこんでいったものでした。
今はガラスを入れる建具も少なくなりましたが、みなさんの家には残っていますか?
「ガラスの修理をお願いします」と電話がかかってくると、急いでいかないといけない
時代がありましたが、今はガラスも厚くなったこと、イタズラをするような子供も少なく
なったのでしょうか、修理の軒数も減ってきました。
ああいう家に住んでいたなと思った時代から40~50年余り、三丁目の夕日の頃
の仕事を思い出した映画でした。
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